生きるのが苦手な私へ

それでも頑張って生きようね。

2019年7月30日

やりたいと思ったことをすぐ行動に移せることが羨ましかった。

 

行動できる環境にいることが羨ましかった。

 

行動できる環境にいられることが羨ましかった。

 

 

 

自分がやりたいと思ったことを止める人がいないことがとても羨ましかった。

 

 

 

私には無いものを持っているのが羨ましかった。

 

 

 

 

 

私がほしかったものを持っているのが羨ましくてたまらなかった。

 

 

 

 

だから惹かれたんだと思う。

 

 

最初は興味なかったのに、だんだん好きになっていって。

 

 

たくさん、たくさん初めての経験をさせてもらった。

 

 

たくさん、たくさん教えてもらった。

 

 

夜遊びも、

 

異性と2人でお泊まりも、

 

好きな人との旅行も、

 

実家を出て同棲したことも、

 

 

他にもたくさんのことを教えてもらった。

 

 

 

 

 

だから別れてからも引きずってたんだと思う。

 

 

すぐに忘れられると思っていたのに、何を見てもどこにいても何かしら思い出に結びついて思い出していた。

 

 

一緒に過ごした時間が長すぎたのかもしれない。

 

 

知らないことが多すぎた私は、あれほどたくさんの初めてを経験するにしては時間が短かったのかもしれない。

 

 

毎月買おうと決めたお揃いの物や、

 

勧められたアニメや小説やゲーム、

 

一緒にお風呂に入ったり、

 

好きな人との生活だって、

 

 

付き合わなかったら知らないままだった。

 

 

 

 

1.5リットルのコーラとミルクティーは最低でもどちらかは必ず毎日冷蔵庫に入ってた。

 

煙草は赤マル。

 

じゃがりこは絶対サラダ味なところは私と同じ。

 

出かける時は必ず私に財布を預けてた。

 

もっとクールな人だと思ったら私の前では案外そうでもなくて似てないモノマネをよくしてたね。

 

よくお腹を壊す人だった。

 

家だと下は基本パンツだけだから荷物は私が受け取ってばかり。

 

 

 

思ったことはわりと何でも言ってしまう人だった。

 

 

 

それがいいことか悪いことかはわからないけれど、私はとても羨ましかった。

 

 

 

私には無いものをたくさん持ってるからこそ惹かれて、一緒にいようと必死だった。

 

 

 

けっきょく離れてしまったけれど。

 

 

 

 

 

いつまで私は、羨ましいと彼を思い返すのだろうか。

 

 

一度深く刻まれてしまった思い出はたぶん二度と忘れないんだろうな。